和歌山の方より相続放棄に関するご相談
2025年09月02日
Q1:相続人の中で自分だけ相続放棄をする事はできますか?司法書士の先生教えてください。(和歌山)
和歌山に住む父が亡くなり、相続人である母と姉、そして私で遺産に関する手続きを進めています。現在は父が生前に所有していた不動産や預貯金などの財産、そして借金などの負債を整理しているところです。
父は和歌山にいくつか不動産を所有しており、プラスの財産もあれば負債も存在しています。私は姉と年齢差が大きく、家族の話し合いに積極的に意見を出すことも難しいです。また、和歌山を離れて生活しているため、今後の手続きに大きな負担を感じています。
そのため、自分だけでも相続放棄をできないかと検討しているのですが、これは可能なのでしょうか?司法書士の先生教えてください。(和歌山)
A:相続放棄はおひとりだけでも行うことが可能です。
結論から申し上げると、相続放棄は相続人ごとに判断できるため、お一人でも手続きを進めることができます。相続放棄を行う場合は、被相続人(今回であればお父様)の最後の住所地を管轄する家庭裁判所に「相続放棄の申述」を提出する必要があります。ご相談のケースでは和歌山家庭裁判所が管轄となります。
注意すべき点として、相続放棄には期限があり、「相続が開始したことを知った日」から3か月以内に申述しなければなりません。
また、相続放棄の手続きは一度行うと撤回できず、たとえ財産調査をした結果、プラスの財産のほうが多かったと分かっても、後から「やはり相続したい」と変更することはできません。
そのため、相続放棄を検討する際には慎重に判断することが大切です。
被相続人の財産を詳しく調査したい方や、遠方に住んでいて和歌山でのやり取りが負担になると感じている方は、相続手続きを専門家へ依頼する方法もあります。
専門家に任せた場合、複雑な手続きをスムーズに進められるだけでなく、不安を軽減することにもつながります。
和歌山で相続放棄をご検討中、または相続手続きにお困りの方は和歌山相続遺言まちかど相談室までご相談ください。和歌山相続遺言まちかど相談室は相続に関する専門知識と豊富な経験を持ち、相続放棄の複雑な手続きも丁寧に対応いたします。
和歌山エリアにお住まいの皆さまは、ぜひ和歌山相続遺言まちかど相談室の「初回無料相談」をご活用ください。
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