クローバー司法書士事務所・ブルーバード行政書士事務所。遺産相続・遺言書作成に関するご相談事例をご紹介いたします。

地域 | 和歌山相続遺言まちかど相談室 - Part 18

和歌山の方から遺言書についてのご相談

2020年01月14日

Q:母は寝たきり状態なのですが、遺言書を残すことはできますか?(和歌山)

私には高齢の母がいるのですが、長い間、和歌山市内の病院に入院をしています。主治医からは、母はもう長くはないと言われており、母も承知しております。母は、まだ意識のあるうちに遺言書を残しておきたいと考えているのですが、どのような方法で遺言書を残したらよいのでしょうか。母は寝たきりの状態で、病院から出ることが出来ないのですが、遺言書を残すことはできるのでしょうか?(和歌山)

 

A:寝たきり状態でも遺言書を残すことは可能です。

ご相談者さまのお母様は寝たきり状態とのことですが、お母様が病床でも意識がはっきりしており、ご自身で遺言書を作成した日付と遺言の内容と氏名を自書し押印できる状態でしたら、今すぐ自筆証書遺言を作成することはできます。また、自筆証書遺言に添付する財産目録に関しましては、お母様が自書せずとも、ご相談者様自身がパソコンで作成した表やお母様の預金通帳のコピーを添付するやり方でも作成することができます。

なお、お母様の意識が明確であっても、遺言書の全文を自書することが困難な場合は、公証人にお母様が入院している病院まで出張していただき、公正証書遺言を作成することもできます。
公正証書遺言は、作成した原本が公証役場に保管されますので遺言書紛失の心配がなく、自筆証書遺言のように家庭裁判所による遺言書の検認手続きは不要です。よって、お母様の相続手続きを滞りなく進めることができます。(※2020年7月10日に施行される「法務局における遺言書の保管等に関する法律」により自筆証書遺言の保管を法務局に申請することが可能になり、保管された遺言書につきましては相続開始時に家庭裁判所による検認は必要ありません。)

 

公正証書遺言を作成する際、2人以上の証人と公証人に遺言書を作成する時に立ち会ってもらうのですが、その時にお母様の病床に来てもらう必要があります。日程の調整等に時間がかかる可能性があるため、注意が必要です。公正証書遺言を作成する前にお母様の病状が悪化してしまい、遺言書自体を作成できなくなってしまってはお母様が思う財産の分与を行えなくなるかもしれません。証人は司法書士などの専門家に依頼することもできますので、早急に作成したい場合には専門家に相談する事をお勧めいたします。

たとえお母様の病状が悪化しても、意識がはっきりしていれば、「危急時遺言」を作成することができます。危急時遺言とは、3人以上の証人に立ち会ってもらい、お母様がそのうちの1人に口頭で遺言の内容を伝え、その人が筆記、遺言書と他の証人に読み聞かせ(または閲覧させ)各証人が署名・印をするという遺言書の作成方法です。しかし、危急時遺言は、遺言書作成の特別の方式であり、一定の期間内に家庭裁判所の了承を得ないと遺言自体の効力を持たないなどのルールがありますので、万が一の場合は、専門家に相談してから作成するようにしましょう。

 

遺言書の作成についてお困りごとのある和歌山近郊にお住まいの方は、ぜひ和歌山相続遺言まちかど相談室へとご依頼下さい。まずはお話しだけでも構いませんのでお気軽に無料相談をご利用下さい。ご連絡お待ちしております。

和歌山の方より相続のご相談

2019年12月13日

Q:亡くなった父から相続した不動産の名義変更をしたいので教えてください。(和歌山)

私は和歌山市内に住む50代の会社員です。先月、同じく和歌山市内に住む父親が亡くなりました。葬儀を終わらせ、今は相続に関する手続きを始めているところです。相続を進めるにあたり、和歌山市内にある複数の父名義の不動産を私が相続することになりました。面倒な手続きはすぐに終わらせたいので、それらの父名義の不動産を早急に自分名義に変更したいのですが、初めてのことですので手順が分かりません。不動産の名義変更の手続きはどのような流れになるかを教えていただけますでしょうか?(和歌山)

A:不動産を相続した際の名義変更手続きの流れをご説明します。

遺産分割協議等が終わり、各相続人の受け取る財産が明確になっても相続手続きは完了していません。亡くなったお父様の財産を引き継ぐには名義変更手続きを行い、自分に所有権を移す必要があります。たとえすぐに売却したい場合でも、まず名義変更手続きを行います。

相続した不動産の名義変更手続きの大まかな流れは以下のようになります。

1:相続人全員を集め、遺産分割協議を行います。相続した不動産の分割方法が決まったら、遺産分割協議書を作成し、相続人全員で署名と実印で押印をします。

2:名義変更の申請の際添付する書類を整える(例えば、法定相続人全員の戸籍謄本、名義変更する不動産の固定資産評価証明書、相続関係説明図など)。

3:登記申請書の作成をする。

4:法務局に必要書類を提出して名義変更の申請をする。

以上の流れにしたがって、ご自身で名義変更の申請をすることもできますが、例えば法令上の専門的知識が必要なケース(相続人に行方不明者がいる場合や未成年者がいる場合等)や、遺産分割協議をどのように進めればよいかなど、専門家に頼った方がスムーズにいくこともあります。

相続は人生において何回もあることではありませんので、不慣れなのは自然なことです。また必要な添付書類を集めるためのお時間をとることが難しい方や登記申請書の作成、法務局での手続きなど、ご自身で申請することに不安がある方もいらっしゃるかと思います。
そういった方は専門家に依頼することも可能です。また、専門家に依頼をした方が名義変更の手続きを迅速かつ確実に進められます。

和歌山相続遺言まちかど相談室では相続財産の調査や戸籍の収集などから不動産の登記まで相続手続きに関するお手続きの対応が可能です。和歌山での遺産相続に関してご相談実績の多い和歌山相続遺言まちかど相談室では、遺産相続業務に特化した司法書士と行政書士が在籍し、円満に遺産相続が進むよう親身に対応させていただきます。和歌山相続遺言まちかど相談室は和歌山県庁前に事務所を設けております。ぜひ一度お気軽に和歌山相続遺言まちかど相談室の初回無料相談へお越しください。

和歌山の方より遺産相続のご相談

2019年11月16日

Q:父が亡くなりました。遺族に遺産相続についての知識がなく不安です。(和歌山)

先祖代々和歌山に住んでおり、私は仕事をリタイヤし和歌山で年金暮らしをしております。先月近所に住む85歳の父が亡くなり、葬儀を終え、これから遺産相続について考えなければならないと思っております。父は和歌山にてアパート経営していた不動産があります。遺族である私たち子どもや母にとって遺産相続は初めてのことで、知識も皆無と言っていいほどで不安になっています。先日遺品整理をしましたが、どうやら遺言書もないようです。まず何から始めたらよいでしょうか?(和歌山)

 

A:遺産相続には様々な手続きがありますので、ぜひ専門家に相談しましょう。

相続の開始後、まずは遺言書があるかないかを確認します。遺言書の内容(指定相続分)は民法で定められた法定相続分よりも優先されます。今回のご相談者様のお話では遺言書は見つからなかったということですので、戸籍の調査収集から始めます。亡くなられたお父様(被相続人)の出生から死亡までの戸籍謄本を取得して、誰が相続人であるかを確定させましょう。遺産相続の手続きの時に必要となるため、相続人の戸籍謄本も併せて取り寄せておきます。

続いて、亡くなられたお父様の相続財産についての調査は、ご自宅や所有している不動産の登記事項証明書や、固定資産税の納税通知書、取引のあった銀行の通帳などを集め確認します。それら収集した書類をもとに、相続財産全体の内容が一目でわかるよう相続財産目録を作成しましょう。

上記の準備が整ったら、相続人全員で“遺産分割協議”を行います。“遺産分割協議”とは遺産を誰にどのように分けるかを相続人全員で決める話し合いのことをいいます。“遺産分割協議”で遺産の分割方法が決定したら、その内容を“遺産分割協議書”にまとめ相続人全員で署名・押印を行います。相続により取得した不動産の名義変更にはこの“遺産分割協議書”が必要となりますし、被相続人の預貯金を引き出すためにも必要となる場合があります。

今回は遺言書がありませんので、相続人の確定と相続財産の調査、財産目録作成が済み次第、相続人全員を集め、速やかに遺産分割協議を開始しましょう。

遺産相続は初めての方が多く、戸惑われるかと思います。人生のうちに何度も経験することではありませんので、遺産相続の手続の方法が分からず負担に感じたり不安になるのは当然です。

これらの手続きには遺産相続の専門家がおりますので、自分たちでできる手続きなのか、専門家に任せた方がいいのかまずは無料相談をご活用ください。

 

和歌山での遺産相続のご相談実績多数の和歌山相続遺言まちかど相談室では、相続人同士でうまくまとまらない相続手続き等について、金融機関への財産調査のお手伝い等もしております。専門家へと依頼することでスピーディーに調査を完了することが可能になり、その後の遺産分割協議まで合わせてサポートさせていただくことが可能です。円満に遺産相続手続きが完了するよう親身に対応させていただきますので、ぜひ一度お気軽に和歌山相続遺言まちかど相談室の無料相談へお越しください。

 

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